ニホンシログ

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【ロッチ】1980年代の男子小学生の多くが騙された『ビックリマンシール』詐欺事件

ビックリマン 悪魔VS天使 人生ゲーム
スター・ウォーズ、キン肉マン、北斗の拳、キャプテン翼・・・近年、ビックリマンチョコが往年の名作とコラボして世の親父達のハートをわしづかみにしています。
そんな親父達が小学生だった1980年代に登場した『ビックリマン「悪魔VS天使」シーリーズ』は、当時の小学生の間で大流行、詐欺事件も起こったほどの歴史上に残るモノだったのです。

『悪魔VS天使』が大ブーム

『ビックリマン』は1977年から販売されていて色々なシリーズがあったのですが、1985年頃に発売された『悪魔VS天使』シリーズのシールが小学生の間で大流行。
30円のチョコが予約(しかも個数制限)しないと購入できず、1クラスにつき男子1~2人は「『ビックリマン』の思い出を小学校の卒業文集に書く」それくらいのブームでした。

チョコの爆発的売れ行きに味をしめたのか、しばらくして『ビックリマンアイス』がチョコよりも20円高い50円で発売。
我々は嬉々としてアイスを購入しました。
このアイスの包装の袋が半透明だったで、袋を手でピッタリ押さると封入されているシールがうっすら見えて、欲しいシールを選択できるという攻略法があったのです。
希望のシールをゲットする為に、アイスケースを開けっ放しにして『ビックリマンアイス』をベタベタ触り店の人に怒られたものです。
その後、『ロッテ』は透過度0%の袋で対策しました。

ちなみに、2014年にこのアイスが『ビックリマンアイスバー』として復刻(ファミリーマート限定)。
価格は、なんと当時の2倍以上の140円で販売されました(販売終了)。

『ビックリマンシール』がガチャガチャで!?

そんな大ブームの最中、友達がこんな情報を提供してくれました。

小学生
ビックリマンシールがガチャガチャで5枚100円で買えるんやって!


チョコの場合、「100円だとシール3枚しかゲットできないが、ガチャガチャだと5枚ゲットできる」という事で、なかなかシールを手に入れる事ができなかった当時小学3年生の私は興奮し、学校が終わると家にお小遣いを取りに帰り、近所の店にガチャガチャを回しに行きました。
当時、シールだけを手に入れてチョコを捨てる子が多い、という事が社会問題になりました。
美味しかったんですが、飽きてくるんですよね、ノド渇くし。
チョコ無しでシールだけ手に入れられる、というのは魅力で、しばらくの間は何の疑いもなくガチャガチャを回していました。

 

詐欺に気づく

ある日、こんな噂が流れ出します。

小学生
ガチャガチャのビックリマンシールはニセモノやってさ・・・。シールの裏見てみ?

「え!?シールの裏、特に変わったところはないけど?」

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出典:あゆーにゃ | 世界の画像・拾い物ブログ

あっ!

ロッテではなくロッ

もう・・・すいぶんとガチャガチャを回しました。
今まで、ガチャガチャに使ったお金を返してください・・・。
悔しいけれどニセモノとはいえ捨てるのは勿体無いので、『チ』の一部を削り『テ』に変えて、友達のシール(本物)と交換したり、タンスや机にベタベタ貼って処分しました。

ちなみにこの『ロッチ』シール、『ビックリマン』ではなく『ドッキリマン』という名称でした。
本物と信じた小学生達が買いあさり、なんとトータルで1000万枚を売り上げた、というからたいしたものです。