ニホンシログ

日本史をざっくりと面白く。たまに1980年代ネタも。

【アラフォー集まれ】僕らは『ファミコン』登場以前にこうやって遊んでいた

あばら家の狭い裏道

筆者が小学3年生だった1985年にファミコンが大ブーム。
それまでアナログな遊びしかしていなかった小学生にデジタルの波が押し寄せ、遊び方が一変しました。
今では、あまり目にすることのないアナログな遊びを懐かしんで下さい。

ベッタン

メンコ(面子)の事で、関西では『ベッタン』と呼んでいます。
主な遊び方は、地面に置いた相手の『ベッタン』付近に自分の『ベッタン』を叩きつけ、風圧で相手の『ベッタン』を裏返すと奪い取れる、というもの。

相手の『ベッタン』を裏返しやすくする、相手に奪われないようにする、この2つを一度に解決できる方法はたった一つ、『ベッタン』を重くすることで、『ベッタン』2枚をテープでガッチガチに貼り合わせて重くする、という方法がありましたが、テープを剥がすとベッタンが破れてしまうので、クソ絵柄同士でしか貼り合わせない⇒そんなクソ絵柄は別に欲しくない⇒クソ絵柄に奪われたら腹が立つ⇒そもそもルール違反⇒ケンカになる、ということで誰も幸せになれない方法でした。

『ベッタン』は割とコレクション性の高いものでしたが、いまではトレーディングカードにとって代わられ、『ベッタン』で遊ぶ子供はほとんど見かけなくなりました。

ビーダン

『ビーダン』はビー玉の近畿地方での呼び方です。
いくつか種類があり、特にあぶらダン、ミルキーダンは通常のビーダンよりもきれいで、駄菓子屋のバラ売りでも、通常の物は1玉10円でしたが、これらは1玉15円~20円くらいしました。
ポケットにビーダンをじゃらじゃらと忍ばせ、公園に集まって友達と対戦したものです。

対戦ルールはなかなか厳格でした。
この対戦の目的は、いち早くころしやになって相手のビーダンを奪い取ることです。
近畿地方の人は「ああ、懐かしい。」その他の地方の人は「???」でしょう。
※この遊び方は近畿地方特有だそうです。

Bi-dan-01

このように地面に穴を掘り、一斉に[地]に向かってビー玉を投げ入れ、[地]に入ったプレイヤーからスタート。
[地]⇒[中]⇒[左]⇒[中]⇒[右]⇒[中]⇒[天]・・・と順番に自玉を入れていき、[地]に戻ればゴール。
途中で穴に入れられなければ自ターンは終了し、次のプレイヤーがプレイ。

穴に入れる代わりに、相手の玉を自玉で弾き飛ばす事に成功すると、次の穴にワープできる、というルールも。
次に入るべき穴ではない穴に自玉が入ってしまった場合はネムリ(休み)
この場合は、次にその穴を訪れたプレイヤーのチョーエキ(懲役)を受けなければなりません。

方法は、穴に入っているネムリ玉に自玉をぶつけて穴からはじき出させるのですが、穴の深さによっては思いっきり当てないと穴から出ないことも。
投げる力が強すぎてビーダンが破損する、なんていうトラブルもあり、ミルキーダンが壊れた日なんか、ショックで一日ブルーになりました。

ちなみに、3投でネムリ玉を出せない場合は自玉がチョーエキ、ネムリ玉を出せたが自玉が穴に入ってしまってもチョーエキ、ともにネムリ玉はネムリを解除、というルールなので、通常より大きなビーダン(デカダン)を使ってわざとネムリになる、というゲスな戦略も使ったりしました。

さて、最終的に[地]に戻ってゴールし、もう一度[地]に向かって玉を投げ入れて成功するところしや(殺し屋)になることができます。
ころしやは、自玉を相手玉にあてると、その玉を奪い取ることができます(相手はゲームオーバー)。

また、ルート拘束がなくどの穴にも自由に行くことができるので、相手玉に当てる⇒奪う⇒次の相手の近くの穴にワープ⇒相手玉に当てる⇒奪う・・・と、うまくいけばこのループで一気に相手玉を奪うことが可能です。
「ころしやって無敵?逆転不可能?」いえ、逆転可能です。
穴の周囲にあらかじめ境界線を作るのですが、その境界線を越えて弾き飛ばされると赤子に戻ってしまいます。
赤子になると、最初の[地]に投げ入れるところから再スタートになります。
ころしやも赤子に戻ると、ころしやではなくなり再スタートになってしまうのです。

天大中小

地面にの字を書き、それぞれのマスに[天][大][中][小]と書いてランクを競い合うゲームです。
ボール(バレーボールやドッヂボールを使うことが多かったです)を相手陣地に打ち返す4人でやるテニスのような遊びです。

マイナーでとっくに廃れた遊びかと思っていたら、日本体育協会推奨の遊びなんですね。
ちなみに校内でこれをやると、ボールを最後に触った人が片付ける、という暗黙のルールあったので、休み時間の終わりが近づくとボールのぶつけ合いが始まったものです。

壁野球

壁当てではなく『壁野球』です。
壁当ては一人でもできますが、『壁野球』は2対2以上の人数でやっていました。

1 使うボールは弾力性のあるテニスボールやゴムボール
2 攻撃側は溝と通路の段差などの角にボールをぶつける
3 守備側は飛んできたボールをキャッチする
フライをキャッチ→アウト
エラー→ヒット
あらかじめ決めたラインをノーバウンドで越える→ホームラン
4 ゴロや1度地面についたボールをキャッチした場合、上の方にある壁(校舎の2階の壁など)にボールを投げてノーバウンドでキャッチすればアウト

ネットで検索してもほとんど情報がなく、もしかしたらごく一部で流行っていた遊びなのかもしれません。

泥だんご

誰もが一度は丹精込めて『泥だんご』を作ったことがあるでしょう。
学校で休憩時間に作った『泥だんご』を帰宅の途中の道端に隠して乾かし、翌日の登校時に「盗られてないかな?」とドキドキしながら置き場所を確認、その存在を確認すると「一晩耐えたかぁ」と『泥だんご』を回収、指の腹で『泥だんご』の表面を磨きながら登校したものです。
その後、さら砂で磨き上げ、さらに道端に隠して一晩かけて乾燥させて、カッチカチのピッカピカになった『泥だんご』は、休憩時間に戦いに向かいます。
相手の『泥だんご』を地面に置き、上から自分の『泥だんご』を落とす、という戦いですが、たいてい一回で決着がついていました。

他にも、缶けり、色オニ、高オニ、牛乳瓶のフタをパッと吹いて裏返すやつ・・・色々思い出しますが、ファミコンブームがくると、だんだんとこれらの遊びをしなくなりました。